1. 体と心の活性化教室
教室は,実際運動等をする前に,事前調査としてかかりつけ医や主治医等の意見とともに,医師による問診,検査,認知機能検査等を行い,運動内容等を決定します。
プログラム内容
教室では,体の状態を観察し,ストレッチを中心とした健康体操やゲームなどの頭の運動も行います。さらに,毎日の取り組みとして,ストレッチの継続と歩行習慣の勧奨を行っています。15回の教室のうち3回は,医師や栄養士,運動指導員による健康講話を行います。その他,参加者が楽しく参加できるような工夫やグループ作りを心がけています。
平成24年からの実績の積み重ねで,歩行機能の改善が認知機能の改善と関連することも明らかにしました。
これまでの実績
- 平成24年 高浜・今市地区(出雲市)
- 平成25年 高浜・大津地区(出雲市)
- 平成26年 古志・朝山地区(出雲市)
- 平成27年 神門・稗原地区(出雲市)
- 平成28年 神門・乙立地区(出雲市)
2. 実施体制
3. 効果
体と心の活性化教室に参加することで,参加者の身体機能が歩行機能を中心に改善しました。
*タイムアップアンドゴーとは,歩行能力,バランス,俊敏性を測定するものです。
参加者の認知機能も改善しました。
特に,認知機能の中の記憶は,歩行機能(タイムアップアンドゴー)の改善に大きな影響を受けることが明らかになりました。
参加者の声
「講師・スタッフの温かい楽しい指導で全日程楽しく参加できた。今後は教室で学んだことを家庭や茶話会の集まりの中で生かしていきたい。」
「参加してとても良かった。専門の指導士のもとできちんとしたストレッチ、筋トレ、脳トレができた。栄養教室も楽しく、実習までしてもらえてうれしかった。」
「病気の事、歩き方、食事作り、体操、何もかも親切にわかりやすく楽しく学ぶことができ、体の不自由な自分でも希望を持ってこれから過ごせるような気持ちになりました。」など,多くの声をいただいています。